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【第10回】ピークエンドの法則【1分で読める小さな会社の販促極意】

終わり良ければすべて良し(条件つき)!

こんにちは。
「問題解決型」会計事務所
ソルト総合会計事務所の伊藤博紀です。

今年の
クリスマスはいかが過ごされましたか?

今年は久しぶりに
週末にクリスマスが来たので
何かしら予定を入れた人も多かったのでは?

私は動き出すのが遅くて
2週間前にレストランの予約をしたのですが
何件か電話してみたところ満席が多かったです。

しかし、
検索してもクリスマスディナーを
やってるかどうかの情報がなかなか出てこない。

コロナ前って
どうやって情報収集してたかなーなんて
思ってしまいました。

クリスマスディナー情報を
ホームページやSNSにアップして
検索できる状態にしている店は少なく

私は数件だけの予約ですが
イブ当日はほぼ満席状態の店が多く
たとえば実際に電話した
150席の大型イタリアンレストランでも
残るは2階の2席のみでした。

「日並び」の良さなのか、
コロナからの反動での集中なのか
おそらくその両方なのでしょうが
久しぶりに飲食店のイベントも活況で何よりです。

先日、このブログでも
年間イベントの販促効果を記事にしましたが

定期的に
来店するキッカケを作ることこそが
店舗系ビジネスでの必勝パターンでしょう。

ところで、
クリスマスディナーと言えば
フレンチやイタリアンレストランなど
一皿ずつ料理が運ばれてくるスタイルが
私たちの頭に浮かんできますよね。

たとえば
フレンチのフルコースであれば

①アミューズ(突き出し)
②オードブル(前菜)
③スープ(汁物)
④ポワソン(魚料理)
⑤ソルベ(口直し)
⑥アントレ(肉料理)
⑦デセール(デザート)
⑧カフェ・ブティフール(コーヒーと菓子)

といった順番に出てくるのが
一般的なプロトコール(取り決め)ではないでしょうか。

この順番を見ていくと
やはり肉料理がメインとなって
構成されているのが見て取れますよね。

当然
お客側もそれは承知していて
メインを今か今かと楽しみに
食を進めている人も多いでしょう。

そのような状況の中で
最大限に満足していただき、
どうやってお客様に強い印象を残せるか?

それが出来るかどうかで
リピート率は大きく上下します。

たとえば、心理学では
「ピークエンド」という法則が知られています。

ピークエンドの法則とは、
イスラエル出身のアメリカの経済学者で
「プロスペクト理論」でノーベル経済学賞を受賞した
ダニエル・カーネマンが提唱したもので

あらゆる経験の快・苦の記憶は、
ほぼ完全にピーク時と終了時の
快・苦の度合いで決まるという法則のこと。

つまり、
最も盛り上がる

クライマックス(ピーク)から
エンド(終盤)という2つの場面で印象に残れば
序盤や全体の満足度が高い低いに関わらず
「良い評価」に結び付きやすい
んだとか。

私たちは
メインの肉料理にばかり
意識と期待が行きがちなので

コースを提供する店側が
終盤のデセールやカフェで手を抜くと
そこまでの頑張りが台無しになってしまうことも

この「ピークエンドの法則」は
いろんな分野で活用することが出来そうです。

映画などコンテンツ系、
エステ・整体など施術業など
時間軸のあるサービスでは効果的。

お客様の
印象をコントロールするという意味において
頭に入れておきたい「ピークエンドの法則」でした。

あなたも自社のビジネスに取り入れてみては?

コラム監修者紹介

ソルト総合会計事務所
経営財務支援 伊藤 博紀

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