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【第15回】コラボ戦略【1分で読める小さな会社の販促極意】

「虎の威を借る狐」というより リソース交換で新しい価値を生み出そう!

こんにちは。
「問題解決型」会計事務所
ソルト総合会計事務所の伊藤博紀です。

先日、
私が好きなブランドの
シーズン立ち上げにお邪魔したところ
非売品アイテムを頂戴しました。

毎シーズン
楽しませてくれますが
今回は大ヒットしたアウトドアスパイス
「ほりにし」とsoph.のコラボスパイスです。
詳しくないので調べてみたところ

「ほりにし」は、
和歌山県の有名アウトドアショップ
「Orange(オレンジ)」が2019年4月に発売した万能調味料。
同店マネージャー堀西晃弘氏がプロジェクトリーダーを務め、
商品化を実現。肉はもちろん、魚や野菜に合う調味料として、
発売からわずか1年でキャンパーの食卓を席巻。
キャンプをしない人の間でも愛用者が増えている商品とのこと。

コラボ企業も多種多様で、
ウエアブランドではBEAMS、
フィギュアメーカーの「BE@RBRICK」、
コンビニエンスストアのローソンなど
アウトドアという軸を基本に
業界の枠を飛び越えて展開しています。

ウエアブランドであるsoph.も
ストリート、アウトドアというコンセプトが
根底にあるブランドなのでお互いの客層に
共通点があるということでコラボが実現したのでしょう。

コラボが効果的なのは
自社の商品・サービスが
リーチ出来ていなかったところに
他社のリソースを借りて
容易にリーチできてしまうところ。

日本のことわざには
少し良くないニュアンスで
「虎の威を借る狐」というものがありますが

ビジネスでの
コラボ戦略を行なう場合は
ほとんどそんなマイナスイメージはないので
どんどん積極活用していきたいもの。

たとえば
かつて私がコンサルしていた
ジビエ料理専門のフレンチ店は
近くのマダム向け美容室とコラボして
常連さんの感謝イベントを開催していました。

美容室側からすれば
これからもご贔屓にしてもらいたい
常連客のマダムたちの輪を繋げるのに
一皿一皿運ばれてくるフレンチ店は
顧客満足度を高めるのに最適のコラボ相手でしたし、

フレンチ店にとっても
マーケティングコストゼロで
客層が近い20名前後の新規客を一気に獲得でき、
今後も女子会でリピートが期待できるメリットがありました。

お客様にとっても
新しい店を知ることが出来る、
新しい人間関係が広がるなど
わざわざ参加するメリットがあります。

このように
「コラボ戦略」には
大きなメリットがあります。

ポイントは
客層が近く、相乗効果がありそうな
コラボ相手を見つけてくる
ことでしょう。
「イベント」という日時・場所があることで
お客様の行動喚起も効果的。

三者三様に
メリットがあるのですから
提案も好意的に受け止められることが多いです。

コラボは製造業だけにあらず
サービス業も活用できるものですから
自分のアンテナを立てまくって
コラボ相手を探してみるのも有効です。

ヒト、モノ、カネ、時間、情報の
経営リソースは社内にあるものだけでなく
社外のリソースとどう相乗効果を持たせるかも
同時に考えていきたいものですね。

一緒に考えてほしいという方は
ソルト総合会計までご連絡を!

コラム監修者紹介

ソルト総合会計事務所
経営財務支援 伊藤 博紀

中国地方に展開する広告代理店に勤めた後、地元山口の広告会社の立ち上げに参画。5名で始めた会社はわずか1年で16名の組織となる。マネージャーとして自らも企業が大きくなる際の様々な「壁」を経験。もっと企業の役に立ち、地元を盛り上げたいとの想いを強くする。山口から全国展開している営業・販促・PDCAにフォーカスしたコンサルティング会社に転職。小規模企業を中心に8年で100社以上、さまざまな業種業態と年商800~10数億まで幅広くコンサルティングを経験。広告代理店で培ったプロデュース力には定評があり、集客の仕組みづくりとコンバージョン率アップを得意とする。

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