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会計/税務

Q&A「利益はあるのに通帳にお金がないのは何故?」利益とキャッシュのこと

面談の際に聞かれる質問の1つで

「利益が出てるって言うけど、通帳には全然お金ないよ。なんで??」

というものがあります。

確かに、単月でもしくは累計で利益が出ているにも関わらずお金は増えてない、むしろ減ってる…。
ということは案外あるものです。
世の中の倒産のうち4割以上は黒字なのに倒産する、ということからも、

利益が出ている=お金がある、ではないのです。

それはなぜでしょうか。
理由は会社によって様々ですが、いくつかのパターンはあるものです。

①借入金の返済が大きい

借入元本の返済は会社の利益に何の影響も与えないのですが(利息は経費ですが)、経営者の中には銀行借入の返済が経費になると思っている方もおられます。
銀行からお金を借りた時に売上になりますか?なりませんよね、という説明をすると納得して頂けるのですが、利益から借入の返済をするという点を誤解している方が多い気がします。

②大きな投資をして一括で支払っている

機械や器具、システムなどの大きな買い物をした場合、利益に影響を与えないわけではないですが、減価償却費として長い期間をかけて経費になります。
一方でお金はすでに出ているため、経費は増えてないのにお金はない、という状態になるのです。

③売上金額の回収が出来てない&売上金額の回収までに時間がかかっている

売上は上がった!と喜んだものの、その売上のお金が入らないとなったら、銀行残高は増えません。
また、売上が上がっていっても、入金が2ヶ月後3ヶ月後なら、先に仕入の費用がかかるし、人件費の支払いも待ってくれません。
そうなると、払いが先行する形になり、キャッシュが増えないどころか売上も利益も増加中、なのにキャッシュは減少中、そんな状態に陥ります。
売上が上がっていっている時の方がお金が苦しい、というのはこの状態です。

他にも、消費税の支払いが大きかったり、経費にならない保険にたくさん入っていたり…
外部にお金を貸していたり!なんてこともあるかもしれません。

そして、上記の事柄は概ね貸借対照表を見ればわかることが多いのですが、経営者の中には貸借対照表を見るのが苦手な方も一定数いらっしゃいます。

そういった方々にもわかりやすく

利益=キャッシュの動きではない

ということを説明することが大事なのだと考えています。

コラム作成者紹介

ソルト総合会計事務所 スタッフ
社会保険労務士/税務会計支援 田村志乃

税務会計支援のエキスパート&社会保険労務士
福岡の税理士事務所に勤めた後、結婚を機に山口に移住。税務・会計・総務ひと筋のキャリアで知識・処理能力は事務所ナンバーワン。また、仕事と子育てを両立しながら社会保険労務士にも合格。周囲を驚かせている。

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