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【第20回】経営とはモニタリングである【1分で読める小さな会社の販促極意】

見えないものを「見える化」するコツ紹介します

こんにちは。
「問題解決型」会計事務所
ソルト総合会計事務所の伊藤博紀です。

冒頭から
汚い話で申し訳ありませんが
3月もいよいよ後半に差し掛かり、
花粉症からくる鼻水が粘性のものから
さらっとした水っぽい性質に変化してきました。

おそらくというか
空気中を飛び交っている花粉が
「スギ」から「ヒノキ」に徐々に置き換わり
副作用たる鼻水、目の痒みの質が変わってきたのでしょう。

ここで言う「質」とは
いわゆる「定性」的なもので
数値で表現された「定量」情報ではないので

もし他人から見て
私の鼻水や目の痒みの性質が
変わってきたことなど想像だに出来ないでしょう。

しかし、
私が判断できるのは
1日24時間、毎日、毎週、何カ月も
実際に自分事として体感しているからです。

つまりこれは
「定点観測」「モニタリング」
しているのと同じなのです。

「定点観測」とは
特定の場所から動かずに、
あるいは場所を限定して
物事を観察したり記録したりすること。

「モニタリング」とは
監視、観察、観測を意味し、
対象の状態を継続または定期的に観察・記録すること。

この2つは
似たような意味合いですが
一方は観察場所にフォーカスし、
一方は継続性にフォーカスしています

冒頭での
鼻水の性質の変化に気づけた話は
定点観測&モニタリング効果によって
他人では捉えることのできないものを
まさに観察することが出来たことになります。

これはビジネスでも同じです。

たとえば
最近、売上が低迷しているなぁと
なんとなく感じたとしても

売上を構成している要素を
モニタリング、定点観測していないと
その要因に気付くことが難しくなります。

売上=客数×客単価ですが
もっと分解して考えるなら
客数は新規客、既存客(リピート)、客層など
客単価も単品単価、購入点数、商品・メニュー別など
いくらでも要素分解して考えることが出来るでしょう。

要素分解したものに対して
計測できるように定量化(KPI化)すれば
モニタリング、定点観測から得られるものが
極めて価値の高いものになりますよね。

さらに
「定量化」できれば
他人が見た際にも変化や傾向に気付きやすく
増減、割合、変化率などマネジメントに
極めて役に立つ数字として活用できます。

でも、
必ずしも定量化だけが
正解というわけでもありません。

たとえば
コンビニで扱っている雑誌の傾向、
毎日のように通うマクドナルドの来客状況などから
商圏特性(住人、職業、昼夜人口)や
季節特性などを推測することだって出来てしまう。

むしろ
フィールドワークとでもいうか
定量化できないものの変化・傾向を
推し量るのに最適な方法でしょう。

あなたのビジネスでも
「月次決算」をすることにより
財務の定点観測、モニタリングが可能になり、

「経営計画」に戦術面の
KPI(重要業績評価指標)を盛り込むことにより
現場での具体的な定点観測、モニタリングが可能に。

変化に早く気付くことは
マネジメントの柔軟性を高め、
機会損失とリスク回避につながります。

定点観測、モニタリングは
課題抽出、問題解決にも大きな効果を
もたらしてくれるんです。

会計事務所だからこそ
定点観測、モニタリングにおいて
あなたの会社のマネジメントに大いに役立てます。

このブログを
読んでくださったキッカケに
ぜひ一緒に考えてみませんか?

コラム監修者紹介

ソルト総合会計事務所
経営財務支援 伊藤 博紀

中国地方に展開する広告代理店に勤めた後、地元山口の広告会社の立ち上げに参画。5名で始めた会社はわずか1年で16名の組織となる。マネージャーとして自らも企業が大きくなる際の様々な「壁」を経験。もっと企業の役に立ち、地元を盛り上げたいとの想いを強くする。山口から全国展開している営業・販促・PDCAにフォーカスしたコンサルティング会社に転職。小規模企業を中心に8年で100社以上、さまざまな業種業態と年商800~10数億まで幅広くコンサルティングを経験。広告代理店で培ったプロデュース力には定評があり、集客の仕組みづくりとコンバージョン率アップを得意とする。

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