【第24回】目的地が決まれば何をするかが決まる【1分で読める小さな会社の販促極意】
ミッション、ビジョン、バリューで会社は変わる
こんにちは。
「問題解決型」会計事務所
ソルト総合会計事務所の伊藤博紀です。
コロナ禍になってから
久し振りに広島東洋カープの試合観戦に
マツダスタジアムに行ってきました。
試合内容は、
9回裏ツーアウトから
秋山選手の逆転サヨナラツーランホームランで
奇跡の逆転勝利を収め球場が一体となって盛り上がりました。
さて、
マツダスタジアムがあるのは
私が住んでいる山口県のお隣の県なので
日帰りもできる距離なのですが
最近では入手困難な
カープの観戦チケットが手に入ったので
せっかくだから一泊してお酒と歓楽街、ショッピングなど
広島を存分に楽しもうと計画を立てることに。
旅は「目的地」が決まれば
どんな「交通手段」で向かうかを選択でき
現地で何をするか、具体的な「予定」を組みますよね。
このように
どこを目指すかという
目的地(ゴール)が決まってはじめて
戦略→戦術→アクションプラン(予定)の流れが
具体的に決まってくるのはビジネスでも同じ。
たとえば
5年後、10年後に
自社とビジネスがどこを目指すのかという
ビジョン(経営目標)が明確に決まれば
その目標地点まで
どうやってたどり着くのか(戦略)、
どのくらい距離が離れているのか(分析)、
どんな手段でそこへ向かうのか(戦術)等々
そして、日々何をするのか?(計画)
一気に具体的に考えられますね。
また、
世の中で何をなすべきなのか?
目標地点へたどり着くことは
自分たちにとってどんな意味があるのか?
目的地にたどり着くことを
自分たちにとって意味のある出来事にできるかどうか、
つまりミッション(使命)を持てるかどうか。
ビジネスにおいて
ミッション、ビジョンがあるのと無いのでは
メンバーの意識、活動の質がまったく変わってきます。
ドラッガーの紹介した『三人の石工』の話は有名ですね。
ここで少しだけ
具体的に定義してみると、
「ミッション」とは
使命とか存在意義といった意味合いで
自らに課した達成すべき取り組みを表現したもの。
「ビジョン」とは
自分たちはどこに向かうのか?
目指すべき到達点・姿のことで
・自らが心から達成したいと願う未来像
・「公共の夢」として人々を巻き込む力がある
・未来への洞察と自らの信念の上に作られている
「バリュー」とは、
価値観や行動規範のことで
取り組みにおいて優先すべき価値基準を表現したもの。
ミッション、
ビジョン、バリューがあると
まず迷わなくなります。
目的地が決まっているので
なるべく最短距離で進もうとするでしょう。
また、
使命があることで
優先順位がはっきりするので
無駄なことにリソース(経営資源)を
浪費しにくくなります。
では、
誰もが知る有名企業では
どんなミッション・ビジョン・バリューが
具体的に作られているのか?
ユニクロを展開する
ファーストリテイリンググループでは
・ミッション(≒ステートメント)
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
・ビジョン(≒ファーストリテイリングではミッション)
「本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、
世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供する」
・バリュー
「お客様の立場に立脚、革新と挑戦、個の尊重、
会社と個人の成長、正しさへのこだわり」
Amazonでは
・ミッション「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」
・ビジョン「すべてのものが買えるお店(ジ・エブリシング・ストア)」
・バリュー「全スタッフがリーダーとして行動する」
私が好きなのは
障害者向け就労支援事業や
子どもの可能性を拡げる教育事業等、
障害福祉領域において複数の事業を展開している会社で
LITALICO(世界を変え(利他)、社員を幸せに(利己))
・ビジョン「障害のない社会をつくる」
生涯は人ではなく、社会の側にある
社会にある障害を無くしていくことを通して
多様な人が幸せになれる「人」が中心の会社をつくる
・アイデンティティ
「関わる人と社会の幸せを実現することが自分たちの幸せにつながる」
「すべての「人」の可能性が最大に拡がる社会の仕組みを築く」
ここに表現されている
世の中を価値観から変えていこうという姿勢が
武者震いするような使命感を帯びる特徴ではないでしょうか。
いかがだったでしょうか。
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コラム監修者紹介
ソルト総合会計事務所
経営財務支援 伊藤 博紀
中国地方に展開する広告代理店に勤めた後、地元山口の広告会社の立ち上げに参画。5名で始めた会社はわずか1年で16名の組織となる。マネージャーとして自らも企業が大きくなる際の様々な「壁」を経験。もっと企業の役に立ち、地元を盛り上げたいとの想いを強くする。山口から全国展開している営業・販促・PDCAにフォーカスしたコンサルティング会社に転職。小規模企業を中心に8年で100社以上、さまざまな業種業態と年商800~10数億まで幅広くコンサルティングを経験。広告代理店で培ったプロデュース力には定評があり、集客の仕組みづくりとコンバージョン率アップを得意とする。