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【第28回】人は人を無視できない(シミュラクラ現象)【1分で読める小さな会社の販促極意】

さ~て、これが何に見えるでしょうか?

こんにちは。
「問題解決型」会計事務所
ソルト総合会計事務所の伊藤博紀です。

突然ですが、
ペンで「点」を2つ、水平に書いて
その下に「一本線」を引いてみてください。

あーら、不思議。
なんとなく人の顔に見えてきませんか?

このように
私たちは人の「顔」や「姿かたち」に
敏感に反応するようにできています

壁のシミが
「人の顔に見えて気持ち悪い」なんて
周りでも良く聞く話ですよね。

なんでもこれは
「シミュラクラ現象」とかいって
人間(ヒト)の目は3つの点が集まった図形を
人の顔と見るようにプログラムされている

という脳の働き、のことなんだそうです。

私たちはもともと
人や動物に出会ったとき、
敵・味方を区別したり、相手の行動・感情を
予測したりする必要がある生き物なので
本能的に相手の目を見る習性があるからだとか。

人や動物の「目」と「口」は
逆三角形に配置されていることから
「点」や「線」が逆三角形に配置されていると
脳は「顔」だと判断してしまう。

要するに、
私たちはどんな時も
「人」を無視することが出来ないんです。

どうして
このシミュラクラ現象の話を
わざわざ冒頭からお話ししたかというと
当然ビジネスに役立つ話だから。

このシミュラクラ現象は
広告など情報発信する際に
私たちにとって非常に示唆のある内容です。

つまり、
広告物や販促物には
絶対に「人物」が必要ということ。

たとえば
美容室のホームページでは
スタッフページが1番見られているのに
そこに顔写真がないページがあるのが不思議。

「お客様の声」だって
顔写真がない、名前が無いなど
効果半減どころか、ほぼゼロでしょう。
だって嘘かもしれないんですから。

でも
気持ちは分かります。

とくに女性など
写真を出して特定されたくないという
人が多いのは「販促」の際に困るポイントです。

でも、
営業パーソンや
施術系ビジネスのスタッフなど

指名率やリピート率が
売上ひいてはお給料に直結している人たちは
顔写真を掲載した方が圧倒的に
リスクより見返りの方が大きいでしょう。

また、
反応率の研究から分かっているのは
人の顔、表情、もっと言えば
目線がこちらに向けられていることが望ましい。

これを意識するだけで
広告物の「反応率」は大きく変わります。

求人広告でも
スタッフの集合写真など掲載した方が
反応率が上がるなんてよく聞きますよね。

それにも関わらず
情報の「受け手」である私たちと
登場人物との「目線」が合わない広告が
世の中にどんなに多いことか。

「人は人を無視できない」
という原則はホントに有効で

たとえば、
飲食店や理美容室など
お客様がさっぱり来店されないとき

店の外に出て掃除をするだけで
注目されて宣伝になる、来店につながる。
これは実際にオーナーさん達からよく聞く話。

「人は人を無視できない」。
この簡単な原則を上手に使って
「販促」に活かしてみませんか?

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